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[鼻のコラム] vol.04 鼻呼吸の方が、運動能力が上がります

口呼吸だと運動能力が十分上がらないばかりか、長年続いてしまうと姿勢が悪くなることさえあります。たかが鼻づまりと侮らず、注意してみてください。

口でなく、鼻呼吸の方が優れている理由を教えてください。

運動時は安静時に比べ、体はより多くの酸素を必要とします。私たちが酸素を取り込むメカニズムを少し詳しく説明すると、鼻から(あるいは口から)吸い込まれた空気は、気管そして気管支を通過し、気管支の突き当りにある肺胞と呼ばれる小さな部屋に取り込まれます。肺胞の壁は薄い膜でできており、その周囲には血管がこれを取り囲んでいます。肺胞に取り込まれた空気中に含まれる酸素は、薄い膜を介して酸素の少ない血管内の血液に拡散してゆきます。
このことから、効率的に酸素を取り込むための重要な鍵は、①空気の通り道に十分な広さがあること、②空気と血液との接触面積を拡大させるためより多くの肺胞が膨らんでいること、そして、③肺胞内の空気が血液に移行しやすいような条件が整っていること、などであることが理解できます。
私たちの体は、本来、鼻から呼吸するようにできています。まず鼻から吸い込まれた空気は、鼻の粘膜に分布している神経を刺激して、のど、気管、そして気管支など、空気の通り道を広げます。また空気の取り入れ口で生じる適度な抵抗は、より多くの肺胞を膨らませ、空気と血液との接触面積を拡大します。また鼻にはエアーコンディショナーとしての機能があり、クリーン、体温と同じ温度、湿度100%といった、肺胞内に取り込まれた酸素が最も拡散しやすい条件を生み出します。
これに対して口呼吸は、酸素の取り入れ口としての抵抗が少ないことをはじめ、鼻に備わっているエアコンディショナー機能のないことなど酸素を取り込む上ですべての点で劣っています。つまり口呼吸では鼻呼吸に比べ、運動能力は低下すると考えられています。

口呼吸が運動能力に与える影響は、他にどのようなことがありますか。

このほかに、慢性的な口呼吸は、姿勢に悪影響をおよぼし、運動能力を低下させることが最近の論文で指摘されています。

口呼吸が姿勢とどう関係するのでしょうか。

口呼吸になると、口を開けるためにのどが狭くなり、空気が通りにくくなります。のどを広げるためには、首を伸ばして頭を前に突き出すような姿勢つまり背中を丸めて胸を抱え込むような姿勢となります。胸郭の広がりを妨げ、肺が十分に膨らまない呼吸となり、長期間に及ぶと呼吸筋の筋力低下を招き、肺の換気能力と運動能力を低下させると考えられているのです。
Clinic Interview

大人も子どもも同様にですか。

とくに子どもの場合が心配です。子どもの姿勢は、七歳から十歳頃に大きく変化します。継続する慢性的な口呼吸は、胸郭の発育を妨げ、極端な場合には鳩胸になってしまう場合がある。不健康な姿勢が固定化してしまうのです。

クリニックの患者さんで、鼻づまりの治療後に運動能力が変化したという声は聞きますか。

「走るのが楽になった」「治療前は運動の時に苦しかったのが、苦しくなくなった」「前よりきついスポーツができるようになった」などの変化を聞きます。鼻呼吸ができるようになり、酸素を効率的に取り込めるようになって、運動能力が上がったのだと思われます。

とくに子どもの鼻呼吸と運動に関して、親が普段から注意していたい点はどんなことでしょう。

運動している時に口が開いてしまっている、苦しそうで活発に動き回れない、姿勢が悪いなどの様子が見られたら、もしかして鼻づまりがあるかもしれない、と、ちょっと気にして見てあげてください。鼻づまりがあったなら、それを治すことで、これらの問題が改善されることがありますから。子どもの頃に固定されてしまった姿勢は大人になって治らないことがあります。もしも鼻づまりが原因だとしたら、早い段階で気づいてあげたいものです。
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